2021年6月12日実施 静岡県知事選情勢調査
2021.6.12
6月12日実施 静岡県知事選情勢調査
現職・川勝氏リード 自民推薦・岩井氏が追う
静岡県知事選の投票が8日後に迫った12日、社会調査研究センターは同県の有権者を対象にインターネット調査を行い、情勢を探った。4選を目指す現職の川勝平太氏(72)がリードし、自民党推薦の新人、岩井茂樹氏(53)が追う展開。回答者の3割弱が「まだ決めていない」と答えており、情勢は変わる可能性がある。
調査は、NTTドコモの携帯電話ユーザーを中心とするプレミアパネル(dポイントクラブ)の同県在住者から対象者を無作為に抽出してメールで協力を依頼し、2500人から有効回答を得た。
調査では3期12年の川勝県政を「評価する」との回答が57%を占め、川勝氏に対する支持の底堅さを示した。「評価しない」は29%だった。川勝氏は、支援を受ける立憲民主党、共産党、国民民主党支持層の7割以上に浸透。自民、公明支持層の4人に1人からも支持され、優位に選挙戦を進めている。
岩井氏は参院議員を2期目の途中で辞職しての出馬となったが、自民党支持層からの支持が約5割、自主投票となった公明党支持層からの支持も約4割にとどまる。無党派層でも川勝氏に引き離されている。
知事選の争点として最も重視する政策を尋ねたところ、「リニア中央新幹線問題」との回答が32%でトップ。「新型コロナウイルス対策」21%、「景気対策」19%、「社会保障・福祉」12%と続いた。
JR東海が2027年の開業を目指すリニア中央新幹線をめぐり、川勝知事は水資源など環境への影響を理由に静岡工区の着工を認めていない。調査では着工への「反対」が34%で、「賛成」の30%をわずかに上回り、「わからない」が31%だった。着工に反対する層では7割近くが川勝氏、賛成する層では6割近くが岩井氏を支持している。
衆院小選挙区別でみると、静岡1区と5区で拮抗しているほかは川勝氏が岩井氏をリードしている。
投票に「必ず行く」との回答は52%で、「たぶん行く」の28%、「もう投票した」の9%と合わせると約9割。「行かない」は9%だった。
この調査における菅内閣の支持率は29%、不支持率は53%。内閣支持層の5割弱が岩井氏、不支持層の5割が川勝氏を支持している。
調査は、NTTドコモの携帯電話ユーザーを中心とするプレミアパネル(dポイントクラブ)の同県在住者から対象者を無作為に抽出してメールで協力を依頼し、2500人から有効回答を得た。
調査では3期12年の川勝県政を「評価する」との回答が57%を占め、川勝氏に対する支持の底堅さを示した。「評価しない」は29%だった。川勝氏は、支援を受ける立憲民主党、共産党、国民民主党支持層の7割以上に浸透。自民、公明支持層の4人に1人からも支持され、優位に選挙戦を進めている。
岩井氏は参院議員を2期目の途中で辞職しての出馬となったが、自民党支持層からの支持が約5割、自主投票となった公明党支持層からの支持も約4割にとどまる。無党派層でも川勝氏に引き離されている。
知事選の争点として最も重視する政策を尋ねたところ、「リニア中央新幹線問題」との回答が32%でトップ。「新型コロナウイルス対策」21%、「景気対策」19%、「社会保障・福祉」12%と続いた。
JR東海が2027年の開業を目指すリニア中央新幹線をめぐり、川勝知事は水資源など環境への影響を理由に静岡工区の着工を認めていない。調査では着工への「反対」が34%で、「賛成」の30%をわずかに上回り、「わからない」が31%だった。着工に反対する層では7割近くが川勝氏、賛成する層では6割近くが岩井氏を支持している。
衆院小選挙区別でみると、静岡1区と5区で拮抗しているほかは川勝氏が岩井氏をリードしている。
投票に「必ず行く」との回答は52%で、「たぶん行く」の28%、「もう投票した」の9%と合わせると約9割。「行かない」は9%だった。
この調査における菅内閣の支持率は29%、不支持率は53%。内閣支持層の5割弱が岩井氏、不支持層の5割が川勝氏を支持している。
文責 平田崇浩(社会調査研究センター)
2021年06月12日 16:00